チューリップ

出会い系で出会った人にラブレターで告白-その1

 

世界で一番大好きな貴方へ

チューリップ
 

庭のチューリップに小さなつぼみを見つけました。

このところ暖かい日もあり、春が足音を立てながら近づいてくるのを感じます。

 
貴方といつもお喋りしていた出会い系サイトを飛び出して、

初めて待ち合わせしたあの日、

 
待ち合わせの場所に行く電車の中から見た木々は、

夏の間まとっていた葉を一枚、

また一枚と秋風に散らして寂しげな様子でしたが、

 
あれから半年の時が流れ、

今は小さな新緑を枝一杯に付けて、
 
まるで夢と希望に満ち溢れているように見えます。

 
これまで幾つかのもしました。そして失恋の辛さも味わいました。
でも出会いは、いつも現実の世界でした。

 
不安な待ち合わせ
 

出会い系サイトで知り合った男性と会うことに不安がなかったわけではありません。

 
でも、待ち合わせ場所に現れた貴方は、

白いシャツに紺色のセーターを羽織って、

私の瞳の中にある不安を吹き飛ばすかのように爽やかな笑顔を投げ掛けてくれましたね。

その笑顔が素敵過ぎて、さっきまでの不安はどこかへ消え去っていました。

 
貴方はもうサイトの中の男性ではなく、現実の存在になりました。

 
恋はするものではなく、墜ちるものだと言いますが、

あの瞬間、

私は一目惚れという恋に墜ちたのだと今つくづく思っています。

 

あれから色々な所に遊びに行きましたね。

海岸線をドライブが好きな貴方の運転する車の助手席に座って、

何気ない会話が楽しくて笑い転げた私でした。

 

そよぐ潮風の中で食べたソフトクリームが、

いつになく美味しかったことも忘れられません。

貴方と二人でいいると、

楽しい事がより楽しく感じられ

美味しいものがより美味しくなるのです。

 

貴方がやっているサッカーの試合へ応援にも行きました。

そして、貴方が後輩からどんなに頼りにされ、慕われているかも知りました。

 
でも私のことを、

友達だと紹介してくれた時、

ふとがこぼれそうになったのです。

 
私の心を一人占めしている貴方なのに、
貴方にとって私は、出会った時と同じ友達のままなのだと…

 
桜
 

一日の始まりに想うのは貴方のことです。
 
お昼休みに今頃何してるのかしらと考えるのも貴方のことです。
 
そして一日の終わりに心が帰る場所は貴方の所なのです。

 
今年は、貴方とお花見に行くのが、とても楽しみでなりません。
そして、希望に満ちた春の桜の花の下で、

私の願いを手紙に託してみようと思います。

 
さちこ

 
来年もその先もずっと…
貴方のそばにいさせて下さい…

 

お返事、待っています。

 

さちこより

 

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